20歳から月3万円つみたてたら
60歳でいくら?
現役慶應生がインフレ込みでガチ計算してみた
KEY INSIGHTS / この記事のポイント
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「20歳から月3万円つみたて投資したら60歳でいくらになるんだろう?」これ、興味あるけど、ちゃんと計算したことある人ってどれくらいいるでしょうか。ググると「○○万円!」みたいな答えが出てきますが、ほとんどがインフレを考慮していない名目額だったり、机上の計算で終わっているものばかり。
この記事では、現役慶應生としてマクロ経済学と金融論を学んでいる僕が、利回り別40年シミュレーション・インフレ調整後の実質価値・過去の暴落も込みのリアリティ補正まで、ガチで計算し「大学生が今こそ知るべき本質」をまとめました。
PART 01 · CONCLUSION
結論を先に:月3万×40年つみたての結果
ぐだぐだ前置きせず、いきなり結果を出します。
| 利回り | 40年後の総額(名目) | 元本との差 |
|---|---|---|
| 元本のみ(運用なし) | 1,440万円 | — |
| 年3% | 約2,780万円 | +1,340万円 |
| 年5% | 約4,580万円 | +3,140万円 |
| 年7% | 約7,840万円 | +6,400万円 |
RESULT · 名目総額
¥4,580万円
月3万円 × 40年間 × 利回り5%
= 元本1,440万円 + 運用益3,140万円
「7%なら7,840万円! マジか!」って思いますよね。僕も最初、この計算をした時に「現役慶應生としてよかった、まじで」と一人で興奮していました。でも、ここで終わるのが普通のメディアです。この記事ではもう少し深掘りします。なぜなら、この数字には決定的な「ある視点」が抜けているから。
PART 01 · TAKEAWAY
利回り5%で40年つみたてれば、月3万円が名目4,580万円に。でも、この数字には致命的に欠けている視点がある。それが「インフレ」。
PART 02 · METHODOLOGY
計算の前提を全部見せます
「数字を見せられても、計算根拠が分からないと信用できない」——僕もそう思うタイプなので、まず前提を全部開示します。
計算式(年金終価係数)
FORMULA · 年金終価係数
FV = P × ( (1 + r)n − 1 ) ÷ r
FV = 将来価値(Future Value)
P = 毎年の積立額(月3万 × 12 = 36万円)
r = 年利回り
n = 期間(年)
なぜ3%・5%・7%で計算したか
- 3%: 国内債券中心のかなり保守的なポートフォリオ想定
- 5%: 全世界株式(オルカン)の過去30年の平均リターンに近い
- 7%: S&P500の過去30年の平均リターンに近い(為替変動含まず)
PART 03 · THE POWER OF TIME
授業で衝撃を受けた「複利の本質」
1年の必修「マクロ経済学入門」で、教授が黒板にこんな式を書きました:72 ÷ r = 資産が倍になる年数。これ、「72の法則」と呼ばれる金融教養の基本中の基本。年5%運用なら14.4年で資産2倍。20歳で100万円を5%運用 → 34歳で200万円、48歳で400万円、62歳で800万円。
「複利は宇宙最強の力である。
理解した者は稼ぎ、理解しない者は払う。」— ALBERT EINSTEIN(と言われている)
「元本100万円が、ただ放置するだけで800万円になる」という現象。これって、知ってる人と知らない人で 人生のお金の景色が変わるレベル ですよね。逆に言うと、つみたて開始が遅れれば遅れるほど、複利の魔法が効く時間が短くなります。
| 開始年齢 | 60歳時点の総額(月3万×5%) |
|---|---|
| 20歳から(40年) | 4,580万円 |
| 30歳から(30年) | 2,490万円 |
| 40歳から(20年) | 1,230万円 |
| 50歳から(10年) | 465万円 |
KEY DIFFERENCE
10倍
20歳開始と50歳開始で生まれる差
大学生のうちに始めることの最大の意味
PART 03 · TAKEAWAY
複利の燃料は時間。20歳と50歳では10倍違う。これは知識でカバーできない、有限資源の話。
PART 04 · THE INFLATION TRAP
「インフレ」を考えていない数字に意味はあるか?
マクロ経済では、最初に「名目変数 vs 実質変数」という概念を叩き込まれます。40年後に7,840万円あったとしても、その時の物価が今の2倍になっていたら、実質的には今の3,920万円分の価値しかない。実質リターン ≈ 名目リターン − インフレ率。日銀の目標インフレ率は2%/年。
| 名目利回り | 名目40年後 | 実質40年後(2%インフレ調整) |
|---|---|---|
| 3% | 2,780万円 | 約1,920万円 |
| 5% | 4,580万円 | 約2,990万円 |
| 7% | 7,840万円 | 約4,890万円 |
「年5%運用」がやっと「今の3,000万円相当」になるのが、現実的な見方です。
PART 04 · TAKEAWAY
名目額に騙されず、実質購買力で考える。「7,840万円!」より「今の購買力でいくら相当か」が本質。
PART 05 · OPPORTUNITY COST
「始めない選択肢」の機会費用はもっと大きい
経済学には「機会費用 (Opportunity Cost)」という重要概念があります。月3万円を銀行預金で40年放置(金利0.001%)→ 約1,440万円(インフレ調整後 約940万円相当)。月3万円を5%運用 → 名目4,580万円・実質2,990万円。差額は名目で約3,140万円、実質で約2,050万円。「投資しない」を選ぶことは、2,000万円以上の機会費用を払っていることになります。
HIDDEN COST
¥2,000万円+
「投資しない」を選んだ時に
こっそり払っている機会費用
⚠ もちろん、生活防衛資金(生活費6ヶ月分程度)は預金で確保すべきです。「全額投資」を勧めているわけではありません。
PART 06 · REALITY CHECK
机上の計算 vs 現実:過去40年の本当の道のり
「平均5%」は過去40年を均した結果。実際の市場は絶対にこんなに平坦には進みません。
| 時期 | イベント | S&P500 最大下落率 |
|---|---|---|
| 1987年 | ブラックマンデー | -34% |
| 2000-2002年 | ITバブル崩壊 | -49% |
| 2008年 | リーマンショック | -57% |
| 2020年 | コロナショック | -34% |
| 2022年 | インフレ・利上げショック | -25% |
40年で5〜6回、大きな暴落を経験するのが普通。シミュレーション通りには絶対進みません。
PART 06 · TAKEAWAY
シミュレーションは天気予報、現実の市場は天気。暴落が来ることを織り込んだ上で設計する。
PART 07 · CONCLUSION
それでも、大学生はNISAを始めるべきか?
僕の結論:始めるべきだが、「無理しないで始める」ことが何より大事。月100円から始めてOK。全世界株(オルカン)か米国株(S&P500)のインデックスを選ぶ。生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)を確保してから。暴落しても積み立てを止めない。僕自身、SBI証券でNISA口座を開設して、月数千円からつみたて投資を始めました。「始めた」という事実自体が、大学生時代の最大の資産だと今は思っています。
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FAQ
よくある質問
Q. 01
月3万円も出せません。少額でも意味ある?
全然OK。月1,000円でも、20歳から40年で約153万円(5%運用)になります。「始める習慣」自体に大きな価値があります。
Q. 02
株価が半分になったら積み立てを止めるべき?
むしろ逆。暴落時こそ「同じ金額でより多くの口数が買える」状態。ドルコスト平均法が機能する瞬間。
Q. 03
NISAと通常の証券口座、どっち先がいい?
間違いなくNISA優先。年間360万円までの投資の運用益が完全非課税。使わない理由はありません。
CONCLUSION
シミュレーションの「先」を見る目を持とう
- ✓月3万×40年×5% = 名目4,580万円(実質約3,000万円相当)
- ✓複利は時間が最大の燃料。大学生のうちに始める意味はここに
- ✓「投資しない」選択も、実は2,000万円以上の機会費用を払っている
- ✓シミュレーションは天気予報、現実は天気。暴落を織り込む
- ✓始めるなら少額からOK、まずNISA口座開設から
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DISCLAIMER · 免責事項
- 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・サービスの購入・申込みを推奨するものではありません。
- 本記事内の試算は仮定に基づくシミュレーションであり、将来の運用結果を保証するものではありません。
- 投資には元本割れリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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